GXリーグとは?中身を覗いてみた

2022.07.21
ESGカーボンニュートラル用語解説

2050年の脱炭素社会を目指すカーボンニュートラルに向けて国内外で様々取り込みを行われています。

今回は取り込みにあたって様々な団体がある中で、この頃動きが活発的である【GXリーグ】について覗いてみましょう。また、カーボンニュートラル実現に向けた取り込み方法についてもお役立ていただければと思います。

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GXリーグとは?

GXリーグは2050年のカーボンニュートラル目標に向けて『RE100』や『SBT』などのイニシアチブに代わって、未来社会に向けて持続的な成長実現を目指す企業が経済産業省とタッグを組み、管・学と共に協働し、2023年度以降に企業がリーダーシップをもって変革を目指す場が、GXリーグと称されています。

そもそもGXとは

「グリーントランスフォーメーション」の略。

温室効果ガスをゼロにするカーボンニュートラルの実現に向けていち早く移行するために経済産業省が提唱する経済システム全体の変革を目指した経営戦略を指します。

温室効果ガスの排出源である化石燃料や電力の使用を、再生可能エネルギーの供給や非化石証書などの実質再エネ・CPPAなど長期再エネ電力供給などの再エネに取り込むことで、企業は環境保護と経済成長の両立を目指します。

なぜGXリーグを始めるのか

①イメージ脱却

企業が取り組んでいる環境投資は正当に評価されているのでしょうか?

日本の企業の気候変動の取り込みは様々あり、低炭素の技術や省エネの技術、ネガティブエミッション技術など、世界の気候変温問題に対して日本の企業は世界に貢献できているはず。また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)などの情報開示も進んでいるのでアドバンテージはある。


しかし、日本特有の自己アピールや地理的問題などでネガティブなイメージが固定かされています。
このネガティブなイメージを解消し、日本企業の環境投資が正当な評価を受ける事ができる構造をつくるために活動を行っています。

②日本の勝ち筋を見出すため

気候変動の波はもともと欧州から到来しています。
ルールの形成は欧州では民間団体やNGO等がルール形成を行っており、政府が関与できていない状態です。
果たしてこの波に日本企業が乗っかるだけで、勝ち筋は見えてくるのでしょうか?

これに対してGXリーグは官と民が一緒にルール形成を行うことで官民の連携を取ることを目指します。

③受け身ではない行動

日本の場合、政府がルール形成を行い、企業がルール内で動く傾向があります。
これに対してGXリーグは②でも触れた通り、ルールの形成から企業が参入し、企業がリーダーシップをとって動くことによって、「受け身」だけではない、自ら行動をとる場を作成・参画する事を目的としています。

GXリーグが目指す構想と実証

では、具体的にGXリーグは何を提供し、何を実証することが可能なのでしょうか。

①評価と投資

2030年における高い中間目標に対して自主的な削減目標を掲げ、協同企業に対して毎年報告と達成状況の評価を行い、事務局を通じて開示。
また、評価に対してGX投資を検討しています。

②構想の共有・創造

カーボンニュートラルという目的に向けて、共同企業による議論・ディスカッション・共同する場を設ける「GXリーグが目指す未来社会像」を企画。
また、GXの企業としてのリーダーシップを図ります。

③ルールの形成

②の議論の場を用いて官民でルールの形成を図り、RE100やSBTなどと同様に国内へのイニシアチブとして発信。国内では制度化を目指し、海外では標準化を目指します。

また、①産業横断的領域、②国際的に貢献できる領域、③投資促進につながる領域の3点を選定、上記課題の共有・検討し、解決策の討議と実証研究を行います。

賛同企業について

2023年度以降の本格活動を目指し、現在440社の企業で構成されました。
その筆頭に立つのが経済産業省や野村総合研究所・博報堂等のメンバーにより事務局が運営されており、賛同企業は各地域電力会社や建設業・金融業・不動産業様々の企業によって構成されております。

メンバー構成:https://gx-league.go.jp/member/

※今後の追加募集するかは不明です。

GXに向けてできること

GXリーグの目指すべきゴールはカーボンニュートラルです。
ただ、目指す過程は今までと変革を求めています。

2023年度以降本格活動する上で、上記方針に共感・同意した企業様は今何をしておくべきでしょうか。

①『非化石証書』という選択肢

弊社ホールエナジーではカーボンニュートラルに向けて『非化石証書』の活用を勧めております。
電力が高騰している中で、今すぐに全ての電力を再生可能エネルギーに変更するのは困難な企業様も多いでしょう。

非化石証書のメリットは、通常の電源とは別途に環境価値を付与る形なので、現在お使いの電源はそのままに、必要とする分だけ実質再エネが可能となります。

②『CPPA』という選択肢

もっと長期的な目線を向けた場合は『CPPA』という手段があります。
非化石証書は現在安価で購入が可能ではありますが、今後カーボンニュートラルへの動きが活発になれば価格が高騰する可能性もあります。

一方でCPPAは太陽光発電や水力発電などの電源で10~20年と長期契約をすることで固定価格でカーボンニュートラルを実現が可能となり、今後は需要が増す可能性が高いです。

非化石証書・CPPAの導入方法・価格についてもう少し詳しく知りたい方は以下コラムをご覧ください。

・非化石証書についてのコラムはこちら

・CPPAについてのコラムはこちら

まとめ

今回はGXリーグについて触れてきました。

現在は本格活動前の段階になりますが、その活動内容は今後要注目のものとなりそうです。
GXリーグが目指しているものは、企業の積極的な自主的活動・リーダーシップ・それを促すための正当な評価という事が浮かんできました。
今後、国内制度化する可能性もある為、より一層カーボンニュートラルに向けての行動が求められます。

しかし、現状は企業によってはカーボンニュートラルに向けての壁と、電力料金高騰に板挟みになっている事が多いのではないかと思われます。

弊社では【非化石証書】や【CPPA】等のサービス展開をしており、カーボンニュートラルに向けてご支援させていただいております。

詳しく内容を知りたい方は下記資料をご覧いただければ幸いです。

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参考資料
・脱炭素ポータル Sustainable Japan https://sustainablejapan.jp/
・経済産業省 https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/GX-league/gx-league.html

・GXリーグ設立準備公式WEBサイト https://gx-league.go.jp/